病院へ行くと携帯電話や無線LANの使用は控えないといけないと思っている方は多いのではないでしょうか。医療機器への影響などで、診察室や病室での携帯電話の使用を制限する医療機関は少なくありませんでした。ところが最近、その事情は変わってきているようです。2014年に電波環境協議会が「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」を公表しています。電波環境協議会とは学識経験者、関係省庁、業界団体などからなる団体です。この指針では医療機関における無線LANや携帯電話などの電波利用機器の利用の規制が緩和されています。2016年にはトラブル事例や対応策、病院などで電波環境の管理・整備などの情報を提供する手引きも公表しています。携帯電話や無線LANが使用できる医療機関が増えています。中には施設内で無料wifiが使える病院もあるのです。
どうしてwifiが導入されるようになったのか
医療機関において電波利用の考え方が変わった背景には大きく2つのことが影響しています。電波利用機器が医療機器に及ぼす影響についての考え方の変化、医療機関側と患者双方のニーズです。携帯電話の電波出力の低下や医療機器の電波への耐性向上などの技術的進歩で、携帯電話や無線LANの利用場所と医療機器の間隔を一定距離確保すれば電波の影響を防止できると考えられるようになりました。また、スマートフォンやタブレット端末などはすでに私たちの生活に浸透しています。とくに入院患者にとっては情報を知ることができる、家族とコミュニケーションがとれるなど、入院生活の充実に欠かせないものとなっています。さらに、無線LANが受付業務やクラウドサービスに利用されるなど、無線LANの活用は医療の高度化、効率化にも役立っています。
医療機関でwifiを利用するときの注意点
医療機関でwifiを使ってもいいといっても、どこでも使っていいわけではありません。マナーを守って利用することが大切です。一般的にロビーや食堂、エレベーターホールなどは携帯電話や無線LANを利用しても大丈夫なエリアです。待合室や病室は、医療機関などによっても異なりますが、メールやウェブサイトの閲覧などは利用できるところも多いようです。診察室での使用は控える方が望ましいですが、電源を切らなくていいところがほとんどです。医療機関ごとに方針が異なっていますので、院内の張り紙を見るか、わからなければ病院にルールを確認するとよいでしょう。ペースメーカなどの植込み型医療機器については電波の影響が懸念されています。他の方の迷惑になったり、診察の妨げにならないようにマナーを守って使いましょう。
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